NAGI-94 <2023秋号> 特集:松尾芭蕉への旅
特集
「松尾芭蕉への旅」
古池や蛙飛びこむ水のおと
閑さや岩にしみ入蝉の声
夏草や兵どもが夢の跡
誰もが知る数々の名句を詠んだ松尾芭蕉。
伊賀に生まれ、江戸へ出て俳諧師に。
深川に庵を結んで門人を育てつつ
理想の俳句スタイルを追い求めては旅へ。
俳句の世界に革命を起こした芭蕉を、のちの人々は俳聖と讃えた。
没後300年以上経ても、色褪せることのない作品群。
生誕380年を前に、翁の生涯に迫ってみたい。
[内容]
第1章 おくのほそ道を訪ねる
深川から東北、上越、北陸を経て大垣まで
数々の名句を生んだ143日、2400kmの大紀行
第2章 松尾芭蕉の生涯
伊賀に生まれた松尾宗房は、いかにして俳聖・芭蕉となったか
第3章 三重の芭蕉句碑めぐり
多度・長島・桑名・四日市・鈴鹿・津・関・大山田・伊勢
野ざらし紀行、笈の小文の途次、おくのほそ道の後に詠まれた芭蕉俳枕へ
第4章 芭蕉さんのふるさと伊賀上野
芭蕉さんゆかりの史跡と、上野城下の食べる・買うガイド
第5章 4泊5日の奥細ツーリング
日光、平泉、立石寺、象潟、出雲崎…
芭蕉と曾良が333年前に歩いた旅路をバイクで駆けめぐる
寄稿 芭蕉を刺激した三重ゆかりの三人 服部温子
西行、荒木田守武、大淀三千風が果たした役割とは
<連載/シリーズ>
NEW WORLD シャンティー
原発のない町で 一色登希彦さん/柴原洋一
OLD MOTORCYCLE LIFE osatto
ギャラリー凪 Dragonfly/世古道也
CASA NAGI 地元材で建てた鉦勾配の家/原田建築設計舎
神宮という宇宙 倭姫宮ご鎮座100周年
火のある暮らし 日々の調理は囲炉裏の炭火で
建築という冒険 太陽光区域の設定/米田雅樹
ヤギ飼う人びと Chojiさん
ハイクで俳句 熊野灘を望む局ヶ頂
先見の人 桑名城主・本多忠勝