人生を愉しむレストラン 伊勢のフランス料理店30年の物語
¥1,650
「人生を愉しむレストラン」
~伊勢のフランス料理店30年の物語~
1983年、伊勢の片田舎にオープンしたフランス家庭料理店「Bon Vivant」。
ボン・ヴィヴァンとは「人生を愉しむ人」という意味のフランス語。
フランスでは、日のあるうちからほろ酔い気分で上機嫌な大人たちのことを親しみを込めてこう呼ぶのです。
目新しい食材や洒落たもてなしで地元人の心を惹きつけたレストランはその後、伊勢神宮外宮前へ。
大正期に建てられたレトロな洋館を舞台に伊勢海老やアワビ、松阪牛などの地場食材を洗練されたフレンチスタイルで提供し、伊勢を訪れた美食家たちにも愛されてきました。
しかし、30年の長きにわたる道程は決して平坦なばかりではありませんでした。
先輩シェフの料理に感動した修業時代。
常連客に導かれた一流店行脚の日々。
フランスで見つけてきたアンティークに珠玉のワイン…。
「ひと皿の力」を信じ歩いてきた伊勢生まれ、伊勢育ちのシェフ・河瀬毅が綴る極上エッセイ33編。
河瀬毅(かわせ・たけし)
フランス料理「ボンヴィヴァン」オーナーシェフ。
1954年伊勢市生まれ。
東京で洋食料理店の見習いコックをするうち、フレンチの料理人を志す。
東京のレストランで修業後、83年伊勢市常磐にフランス家庭料理「ボンヴィヴァン」をオープン。
97年伊勢市外宮前へ移転。
2003年三重県立美術館内に「ミュゼ・ボンヴィヴァン」オープン。
2013年、創業の地に「アプレヴィ」をオープン予定。
著者/河瀬毅
編集・発行/月兎舎
A5判224頁