NAGI-63 <2016冬号> 特集:倭姫命(ヤマトヒメノミコト)の旅
特集
元伊勢めぐり『倭姫命の旅』
2016年5月26・27日、伊勢志摩サミットが開催されます。
この地が会場に選ばれた理由には、リアス式海岸の風光と海の幸、警備上の利点などが挙げられますが、それら以上に、皇祖神がおまつりされる神宮の存在が大きいのではないでしょうか。
日本きっての聖地は、毎年の仕事始めに歴代の首相が詣で、折にふれて皇族を迎えています。
都から遠く離れた伊勢が、いつ、なぜ日本で最も貴い神様の鎮座地に選ばれたのかー。
その答えは二千余年前の倭姫命(やまとひめのみこと)という皇女のご巡幸にあります。
第62回式年遷宮後、参拝者数を減らしつつある伊勢に再び関心を集めるべく、元伊勢といわれる倭姫命の巡幸地跡を訪ね、神宮鎮座を振り返ります。
第一部 なぜ伊勢の地が選ばれたか
第ニ部 倭姫命の巡幸地 元伊勢めぐり
大和国…桧原神社、三輪山(大神神社)、阿紀神社、篠畑神社
伊賀国…神戸神社、都美恵神社
淡海国…坂田神明宮
美濃国…居倉天神神社
伊勢国…野志里神社(多度)、布気皇館太神社(亀山)
加良比乃神社(津)、神山神社(松阪)
竹佐々夫江神社(明和)、磯神社(伊勢)
神宮神田、皇大神宮(内宮)
第三部 倭姫命が鎮まる倉田山
・神宮百二十五社で最も新しい社『倭姫宮』
・神宮徴古館がリニューアル
〈コラム〉皇女斎王が暮らした
幻の宮「斎宮』が日本遺産に
第四部 〈特別寄稿〉『大和国における倭姫命の御巡幸地』
神宮司庁広報室 音羽 悟氏
第五部 私たち倭姫命ファンです
カケチカラ会/倭姫宮御杖代奉賛会/
神道ファンタジー『倭姫』/ポプラ身心育成研究会/
人形作家・阿部夫美子/本『倭姫命の御巡幸』/
伊勢あんちょこの会/『倭姫讃仰』谷分道長・柏木白光